チェロの調整

2ヶ月半ぶりにレッスンに行ってきました。
レッスンの内容はまた別に書こうと思うけど、調整のことを先に。

先生に調整してもらったことを報告して確認してもらうと、ナットが高くなっていることにお怒り(-_-;)
そりゃσ(^^)が頼んで上げてもらったんだけど。
先生曰く1mm程度、紙が1枚はさまるぐらいで十分。
ギター弾きは低すぎるとフレットに引っかかってビリ付き音が出るので、ついそのつもりでちょっと上げてもらったんだけど失敗。

直してもらうようにとのこと。ついでにコマを削ってもらえと。
かなり細かい数字言われたんだけど、先生が以前某ブログに投稿したものがあり、これを印刷して楽器屋に持って行くようにとのこと。
以下に引用しておきます。

チェロを愛好する皆様へ(元NHK交響楽団チェロ奏者 田澤 俊一)

最近、20万から、80万円くらいの楽器を何本か数軒の楽器屋さんで拝見しました。 チェロを始めたいという方たちに手頃の値段だということですが、余りにも楽器の状態が滅茶苦茶なのにびっくりしました。この場を借りまして、楽器の選び方の最低限の知識を皆さんと共有したいと思います。

1、指板(黒い板、普通は黒檀製)について

上駒(弦の一番上)は弦との距離が1ミリ程度、1.5ミリまで。
指板の反りは、第4ポジション辺りの弦との距離は、3ミリから4ミリ程度。
指板の端と弦との距離は、 A線側で約5ミリ、C線側で約7ミリから
7.5ミリ。
第4ポジションが一番低くそれから高いポジション(体から遠い駒側)は大体平らで差し支えありません。
糸巻きの方から、指板に映る弦の線を見て判断します。
チェロの場合、ヴァイオリンと違い、指板の反りがありすぎると弾きづらい事になります。
仕上げには、#800番程度の「布やすり」をお勧めします。
但し、季節によって、指板は上下します。
夏は、指板が下がりますので、上駒以外はプラス1ミリ程度はお考え下さい。

2、指板のアーチについて

やはりスクロール(渦巻き)の方から指板の切れ目(駒のほう)を見て
D線の辺りが一番高い指板は、使い物になりません。
G線辺りが一番高く、願わくば、角ばってC線に落ち込むような指板をお勧めします。
親指を使える様になったときに、G線側が高くないと、高度の曲は弾けません。

特に、ドイツ製のものが酷く思いました。

3、駒について

スクロール(一番上の渦巻き)の方から指板との関係を見ます。
駒の足の中間の両側に出っ張りがあるはずです。
其れが、指板の両端に均等に見える状態で、駒の足の見え方を見てください。
指板の両側に均等に駒の足が見えていたら、ほぼ合格です。
F字穴の端から、駒の端までを測るのも良いかもしれません。(左右均等に)
F字穴の刻みが駒の足の真ん中になっていますか?

一番大切はのは、駒の足の角度。
テールピース側が楽器に対してほぼ直角になっていますか?
これは、楽器の側面の垂直線(横板の張り合わせ部分)に平行になっていれば合格です。

掌の合掌の様に立っている駒は、曲がってしまう確率がとても高いですし、音もあまり良くありません。

そのほか、魂柱の位置に関しても大変な問題がありますが、取りあえず人間が弾ける状態にしないといけません。

僕の経験ですが、良い状態にある楽器が皆無でした。
S楽器では試し弾きの楽器の駒でさえ上方に曲がっている状態のものを見せられました。
楽器屋さんから買われる初心者の方たちは、チェロとはこういうもの、老舗の楽器屋さんから買ったから、こんなものかな。などと思わないで下さい。

指板(黒い指を置く板)の一番下の(駒側)弦との距離(駒の高さ)が1センチ以上もあるような楽器は、絶対に買わないで下さい。

これらは、最近に見た数軒の老舗の楽器が余りに酷すぎて、チェロを弾きたいと思われる方たちが、こんなに大変な楽器は無理だと思われるかもしれないと思う、老婆心からメールをしました。
腱鞘炎になってしまいますよ。

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by ryoseim | 2011-09-09 01:42 | 楽器