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ヴァイオリン協奏曲はたくさんあるけど、バッハが一番好きって人は少ないかもしれない。

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レイチェル・ポッジャーの新譜がバッハのヴァイオリン協奏曲だったのでさっそくゲットして、聴いているのだがやはり名曲だ。
バッハが残したのはたったの3曲。1番と呼ばれるイ短調と2番のホ長調、さらに2台のヴァイオリンのための協奏曲ニ短調。
今回ポッジャーはイ短調とホ長調の2曲と失われたとされる2曲のヴァイオリン協奏曲(バッハ自身がチェンバロ協奏曲に編曲したものから復元したもの)の4曲を録音している。

σ(^^)が一番好きなのはホ長調。ポッジャーのバロックヴァイオリンによる演奏は軽やかにリズミカルで美しく楽しい。

この曲を初めて聴いたのは高校1年の時。σ(^^)の音楽人生で最も衝撃的だったともいえる出来事だった。

高校入学してギターアンサンブル(各種合奏用ギターを使ったもの)を始めて、楽しく練習していたのだが、秋に全日本学生ギターフェスティバルと全日本ギターコンクールという2つのコンクールに出演するのが我がギター部の恒例行事だった。
このフェスティバルでギターアンサンブルの名門と今でも言われるS学園がこの年はバッハのホ長調1楽章を演奏したのである。

2万円ぐらいの安ギターを詰め襟学生服の十数人が弾いて作る素晴らしいアンサンブル。
この演奏を聴かなかったら、今でも音楽をやっているなんてことがあったかなぁと思うくらい、当時のσ(^^)には衝撃だった。
もちろん今聴けば汚い音だし、アラはいっぱいあるはずだけど、同じ高校生がこれだけの音楽を作っていることが驚異だった。
当然圧倒的な高得点でS学園が最優秀賞を受賞。

σ(^^)はこの曲を勉強しようと早速ミニスコアを入手。当時は250円ぐらいで手に入ったのだ。
ギターを持ってソロパートや通奏低音パートを弾いてみてバッハの音楽の素晴らしさを知った。

そこからバッハに心酔していくことになるのだが、少ない小遣いでLPを買ってはすり切れるぐらい聴いたなぁ。今は山のようにCD買ってもそんなにすることもなくなってしまったけど。

2年生になったσ(^^)は半数以上が先輩なのに部長にさせられ、打倒S学園に向けて全精力をつぎ込むことになる。
まずは選曲だ。バッハをやりたいがなかなか良い曲がない。そこで少し変則的な手を使う。
ヴィヴァルディの調和の霊感3-8の1楽章をバッハがオルガン協奏曲(といっても独奏曲)に編曲したものをギターアンサンブル用にする。
3-8は鈴木メソードでヴァイオリンを弾く子は必ずやるおけいこ名曲でもあるのだが、これだとちょっと単調なのでバッハ編にしたのだ。

フェスティバルで念願の最優秀賞を取ることができたのだが、その時は学校行事でS学園が出場できなかった。本番は翌月の全日本コンクール。S学園はバッハの2台のヴァイオリン協奏曲の1楽章を演奏。結果は我が校が僅差で負けた。あのときはお通夜状態だったな(^_^;)

その後、しばらくの間はフェスティバルのポスターにはσ(^^)がガッツポーズをしている表彰式での写真が使われたいた。記念に1枚もらっておけばよかったなぁ(^_^;)

バッハのヴァイオリン協奏曲を聴くとそんな昔のことを思い出すのでした。
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by ryoseim | 2010-10-29 01:52 | 雑談
アーノンクール最後の海外公演ということで一度も実演を聴いていないので大枚28000円をつぎ込んで聴いてきました。
そもそも今回が3回目の来日なのね。

アーノンクールといえばσ(^^)がバロックを聴き始めた70年代後半の高校時代、古楽といえばオーセンティックというイメージを隠れ蓑にして、好き放題やっているって感じだった(^_^;)
当時はアーノンクールと同世代のカール・リヒターが存命で、モダン楽器を使用したリヒターがバッハの最高峰と言われていた。σ(^^)もリヒターの崇拝者だったので、どっちかというとアーノンクールは聴かず嫌いなところもあったね。

テルデックの大プロジェクト「バッハ教会カンタータ全集」はピリオド楽器を使った初めての全集で、アーノンクールとレオンハルトが分担して録音していたが、まだ3分の1も進んでいなかった頃だ。

リヒターの急逝から80年代はピノック、ホグウッド、ガーディナーといった次の世代が活躍しだして、アーノンクールは古楽からモダン楽器にまで進出、名門オケを振ってすっかり巨匠として定着したのには驚いたよねぇ。

最近は録音でもバッハはあまりやっていないけど、今回はバッハの声楽曲としては最高傑作とも言われる「ロ短調ミサ」だ。
先月、大フィル&ヴィンシャーマンで聴いたばかりだし、去年のLFJではコルボの名演も記憶に新しい。

通常この曲を演奏するときは途中で休憩を入れるが、今回も1部のミサ(キリエ、グローリア)で休憩、その後2~4部へ続くという流れ。

81歳になるアーノンクールも90歳のヴィンシャーマンに負けずに元気だ。
もちろんオケは手兵ウィーン・コンツェントゥス・ムジクス(CMW)

冒頭の「キリエ・エレイソン」重くゆったりとスタート。
思ったよりロマンティックな感じ?

合唱団(アーノルト・シェーンベルク合唱団)の透明感のあるコーラスが美しいが、オケはちょっと固い印象。アンサンブルにやや乱れも感じた。

古楽オケにはサントリーホールは大きすぎるねぇ。
もっと小さいホールの方がいいとは思うが、そうしたらチケット3倍の値段になるか(^_^;)

バスのアリアなどはホルンが活躍するのだが、ここはかなりガッカリ。大フィルは見事に演奏したいたからなおさら。まあモダンとピリオドに違いはあるし、難しいのはわかるけど。

ソリスト5人はみんな割とオペラティックな感じ。もう少し素朴でもよかったけど、その点で合唱団ともう一つ混じり合わないのが残念。
グローリアのような明るくテンポの速い曲の方が合っているね。

チェロ弾きとしてはやはり通奏低音が気になるのだが、チェロが2人しかいないせいか、音の芯が足りない気がした。そこがアンサンブルの乱れ(実際には乱れていないかもしれないがそのように聞こえてしまう)になっているのかな。

休憩の後は2部のニケーア信仰から。こちらの耳が慣れてきたのか後半はオケがグッとよくなった。
ダイナミズムも大きくなってきたし。
でも今日の演奏を聞く限りは、オケの技量としては我らがバッハコレギウムジャパン(BCJ)やオーケストラ・リベラ・クラシカ(OLC)の方が上手いと思うな。

3部のサンクトゥスでは合唱団がアルトとテノール・バスが入れ替わって、ソプラノとアルトが左右に、間に男声という並びに変更。その方が響きがいい。
最後のドナ・ノービス・パーチェムはこの曲の一番美しい曲。ここだけでも28000円の価値があるね。「神様が降りてくる」(昨年亡くなった畏友宮下誠が感動するとよく言ってたな)ようだ。
終わった後、しばしの静寂の後、鳴り止まぬ拍手。

もっと若い時代のアーノンクールならもっと過激な演奏が聴けたのかもしれないけど、今日の演奏は円熟した巨匠ならではの堂々としたものだった。
金土にはハイドンの「天地創造」、11月初めにはモーツァルトの35番と「ポストホルン」をやるそうだ。聴きたかったなぁ。

最初で最後のアーノンクールになってしまったけど、無理して行ってよかったね。
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レッスン日記はすっかりさぼってます。
前回書いたのは8/11だからもう2ヶ月経ってしまった。
仕事柄、秋は忙しいのですが、今年は特に甥っ子が中学受験ということで愚妹と学校説明会にあちこち出かけたりして、先生もまた地方での演奏会やらカルテットの定演があるので(今回は2回公演)なかなか時間が合わず、あまり進んでません。

一応メモ書き。

#24 8/24(火)#25 9/3(金)#26 9/29(水)
今月は1回しか予定がなかったところ、急な仕事でキャンセルしてしまい、初めてのレッスンなし月となってしまった。

シュローダー27番~31番あたりまでが宿題になってます。
あとバッハは1番のメヌエット。一応運指チェックは終わったので、少し弾き込まないと。
来月は3回ぐらいレッスンに行きたいところです。
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リュート奏者のK先生主催のタイトルのコンサートにチェロで参加してきました。
京瑞軒は吉祥寺の中華料理店。

ギター、リュート、マンドリン、リコーダーと様々な楽器が登場するなか恥ずかしげもなくバッハを弾くという神をも恐れぬσ(^^)
前回は聴衆参加だっただけど楽しかったので、今回は無謀な参加となりました。

印象的だったのはバロックリュートでヘンデルのシャコンヌHWV448を弾いたK氏の演奏。
地味な曲なのだが、この手の曲が大好きなσ(^^)としては、一度はあきらめたリュートを弾いてみたいという気持ちがモクモクとわいてきた(^_^;)
打ち上げの時、話をうかがったのだけどギターは高校時代に弾いていただけで、4年前に突然リュート、それもいきなり13コースのバロックリュートをはじめたのだとか。
ヘンデルはオリジナルのリュート曲がないのだが、チェンバロ曲から自分でタブ譜を作っているそうで、その美しさにビックリ。すごい!尊敬します!

静岡から遠征してこられたプロマンドリン奏者のF氏のマンドリンの無伴奏ソロ。初めてだったけど(曲はマリオネットの吉田剛士作曲:クロスセッション第1番、第2番)すごくよかった。マンドリンというとメロディ楽器、またはマンドリンオケのイメージしかなかったので。1本で独奏曲を弾くというのは超絶技巧なんでしょう。魅せてもらいました。

自分の演奏はこの間の40チェロ発表会よりはマシだったかなという程度。
音程の悪さはダメだなぁ。どうしても高めに音を取ってしまうので開放弦を鳴らすといきなり音程が外れてがっくりくる。まだまだ練習しないと。

この日、一番素晴らしかったのはゲストで演奏された中国琵琶(「ピパ」というそうだ)の
鮑捷(bao-jie)さん。
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初めて生で聴いたけどよく響く楽器。右手に爪を付けてギターとは反対方向にはじいて音を出す。
ヴィブラートもギターより大きくかかって幻想的な雰囲気も十分。
すっかり魅了されてしまいました。
鮑さんのCDをさっそく購入、いっしょに写真も撮ってもらって(^_^)
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次回は来年3月頃らしいのでネタを仕込んでまた参加できたらと思います。
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ブログ更新の気力もなかなかわかず、ほったらかしなこの頃。
練習もこの頃全然できず。
レッスン(練習が一夜漬け状態(-_-;))やコンサートは行ってるのだけど。

日本チェロ協会主催「Cello Congress in Japan 2011」が2011年2月11日~13日の日程で行われます。会場は、サントリーホール。
今年の第1回チェロの日は行けなくて残念だったので、来年は仕事を休んででも行こうと思う。
まずはチェロ協会に入会申し込みしました。あとは週明けにFAXを送って会費を払い込めばよし。

最大の目玉は大ホールでのチェロアンサンブル出演。
実はサントリーホール大ホールに出たことがあります。もう23年前かな。
「新堀ギター音楽院30周年記念コンサート」の新堀ギターグランドオーケストラの末席にて。
CDも出ていたんだけどね。あのときはもう出ることなどありえないと思っていたけど、また出られるならこれは行かないと(^_^)

曲目は
①ヒムヌス(クレンゲル) 
②レリジオーソ(ゴルターマン) 
③シャコンヌ(ヘンリー・パーセル)
④サルダナ(カザルス) 
⑤ラシーヌ讃歌(フォーレ、パイプオルガン付き)

③以外知らないな(^_^;) まあいいか。
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