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2/11 チェロコングレスinジャパン2011 1日目

待ちに待ったチェロコングレス。いきなり大雪の予報で困ったけど、とりあえず積もらないようで明日以降も大丈夫そう。

今日をふり返ります。

10時から受け付け開始というので10分前に付くと、すでにチェロを持った人がたくさん(^_^;)
参加者用のパスをもらって、その他3日間にわたる大イベントなので注意事項も多いので各種説明書類多数。

11時からチェロアンのリハ。
指揮は山本祐ノ介氏。あの直純氏の次男氏だ。
我々の世代は直純さんの「オーケストラはやってきた」とか見て育ったからねぇ。
パパそっくりの祐ノ介さんである。

トップに座ったのは山崎伸子さん。出てくる音が全然違うんだもの。最前列は大御所がずらっと並ぶ。
2・3曲目では堀了介さん。この2人が中心。
プロの人が入ると俄然音が違うね。
安心して後ろで縮こまってます(^◇^)ケラケラ

まずは前半3曲のリハから。
最初がクレンゲルのヒムヌス。これが12パートに分かれる大規模な曲。
σ(^^)は一番易しい12パート。
7列の6列目。6・7列目だけが前半のみ参加で、後半のみの人と交代。
今回はこれで十分。
MIDI音源を聴いて覚えたのだけど、実際の演奏はずっとテンポが遅く、チェロの音の波にビックリ。
ピチカートの部分がよくわからんのだけど、まぁなんとかなるか(^_^;)

2曲目はゴルターマンのレリジオーソ。これは4パートの4番目。これまた綺麗な曲。天国的な美しさがある。
3曲目がパーセルのシャコンヌ。これまた4パートの4番目。シャコンヌだからずっと同じ低音のフレーズを繰り返すのだが「つつみこむように」「リズミカルに」とのこと。

初めてのチェロアンサンブルで、全然ついていけないんだけどすごく楽しいね(^_^)

後半は降り番なのでリハも休み、次は19時からのオープニングコンサートまでヒマなのでいったん自宅に帰る。

オープニングコンサートはサントリーホールの小ホール「ブルーローズ」にて。
ここ1度しか来たことがなくて、たぶん1989年ぐらいかな。ジュリアン・ブリームがブリームコンソートで来日して武満徹の「全ては薄明の中で」を初演したとき。まだ武満さんもお元気でブリームと握手していたのを覚えている。それ以来の小ホール。その頃は「ブルーローズ」なんて名前なかったと思うが。

6人のチェリストがバッハの無伴奏を1曲ずつ弾くというコンサート。
1・3・5番はベテラン、2・4・6は若手で。

1番は岩崎洸さん。生で聴くのは初めて。ちょっと怖そうな雰囲気(笑)だが演奏は端正なもの。
他の人がすごかったので印象が薄くなってしまったかな。

2番は芸大附属高校1年生の岡本侑也君(ガスパール・カサド国際チェロコンクール奨励賞)
噂には聞いていたけど将来性抜群ですね(^_^)v
ステージ上でも堂々としていたし、2番なんていう地味な曲を堂々と演奏。すごくよかった。

3番は大御所倉田澄子さん。
あの小柄な体からいつもダイナミックな音が出てくるのが不思議(^_^;)
岡本君が楷書のような演奏なら、倉田先生は自由な行書のような演奏とでもいうべきか。

4番の中木健二君は芸大出身でルトスワフスキ国際コンクール1位。
最初のプレリュードは無難な演奏かなと思っていたら尻上がりに調子を上げていき、最後は素晴らしいジーグで締めた。今日一番よかったです。また聴きたいですね。

5番はσ(^^)の最も敬愛するチェリスト鈴木秀美氏。
そりゃ悪いわけないんだけど、今日は6人中1人だけバロックチェロ。
しかもこの天候でいつもより楽器が鳴ってなかった感じ。でも初めてバロックチェロ聴いた人たちもよかったと言っていたからよかったな。どうしても音量とかでモダンには負けてしまうので、他の人がどう思うのかすごく気になってしまう。4月の所沢松明堂ホールでのバッハ聴きに行きたいなぁ。

6番は芸大大学院生の加藤文枝さん(ビバホールチェロコンクール1位)
かわいらしくてそれだけでよし(。_゜)★\(^^;)バキッ
プレリュードはいきなりすごいテンポで一気に弾ききってビックリ。
ただ6番はやっぱり一番難しいよね。良い演奏だったけどやや線が細いかな。でも熱演でよかったです。

終わったら21時45分過ぎ。一晩で6曲聴くのは体力もいるよね。
たっぷりチェロを堪能して満足。

明日(もう今日だけど)朝9時集合だから寝に帰るだけ。ホテル取っている人もいるらしい。
σ(^^)もそうすればよかったかな(^_^;)

明日はいよいよチェロアンコンサートの本番。それからオーケストラスタディというのがあって、ブラームスの4番とベートーヴェンの5番から少しみんなで弾こうという企画。初見じゃあまり弾けないだろうけど明日も楽しみます。